1.0.2
インバウンド通信の設定
SMART deploy や AutoRegister を使っている場合,
インバウンド通信で受信したメッセージを処理するコンポーネントが登録される前に
メッセージの受信が開始されてしまう問題があったため,従来は
ActivationSpecDeployer
の初期化と同時に行っていたメッセージ受信の開始をやめて,新たに追加した
MessageEndpointActivator
というコンポーネントで受信を開始するようにしました.
このため,インバウンド通信の設定を行っている dicon ファイル (
jms-inbound.dicon
など) の変更が必要です.
jms-inboud.dicon
インバウンド通信の設定を行っている dicon ファイル (
jms-inbound.dicon
など) で定義している
ActivationSpecDeployer
にコンポーネント名を指定してください.
ActivationSpecDeployer
が一つだけの場合は
activationSpecDeployer
にしてください.
<component name="activationSpecDeployer" class="org.seasar.jca.deploy.impl.ActivationSpecDeployer"> ・・・ </component>
app.dicon
app.dicon
の最後など,メッセージを受信するコンポーネントの登録よりも後に初期化される場所に
MessageEndpointActivator
を定義します.
ActivationSpecDeployer
が一つだけでそのコンポーネント名が
activationSpecDeployer
の場合は自動バインディングが使えるので以下のようになります.
<component class="org.seasar.jca.deploy.impl.MessageEndpointActivator"/>
ActivationSpecDeployer
が複数ある場合は,
activationSpecDeployer
プロパティに開始・終了する
ActivationSpecDeployer
のコンポーネント名を指定してください.
<component class="org.seasar.jca.deploy.impl.MessageEndpointActivator"> <property name="activationSpecDeployer">someActivationSpec</property> </component>
1.0.0
リソースアダプタの設定
Sun Generic Resource Adapter for JMS と IBM WebSphere MQ (formerly known MQSeries) を組み合わせて使用するための ResourceAdapterDeployer実装クラスがS2JMSへ移動しました.
- 変更前
org.seasar.jca.deploy.impl.WmqResourceAdapterDeployer
- 変更後
org.seasar.jms.core.deploy.impl.WMQResourceAdapterDeployer
インバウンド通信の設定
MessageEndpointDeployerはActivationSpecDeployerに変更となりました.
- 変更前
org.seasar.jca.deploy.impl.MessageEndpointDeployer
- 変更後
org.seasar.jca.deploy.impl.ActivationSpecDeployer
S2JCAは,MessageEndpointFactoryの具象クラスを提供しなくなりました. JMSを使用する場合は,S2JMSの提供するMessageEndpointFactory実装クラスを使用してください.
- 変更前
org.seasar.jca.inbound.MessageEndpointFactoryImpl
- 変更後
org.seasar.jms.container.impl.JMSMessageEndpointFactory